がんばった大賞をあげたくなっちゃう~るろうに剣心~

某衛星放送で、『るろうに剣心』の京都大火編と伝説の最後編鑑賞。
…あら?
なんか、このポスター違う…かも?
確か主演は…くまモンぢゃないよね…。
うん、なんかそんな気がする…。

そうそう、これこれ、こっちこっち。
主演は、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で、びっくらこいた殺陣を披露した佐藤健。
カンドーのあまり、いつもは見ない大河を10分ほども長い目に見てしまったという、いわく付の俳優さん。
過去記事感動と絶望のはざまで~龍馬伝~
ちらと見たワタシでさえ、こんだけ強い印象を受けたんだから、そりゃチャンバラ撮りたい監督さんにとっては垂涎ものでしょう。
と、いうわけで、幕末の人斬り役で『るろうに剣心』3作に出演、という流れらしいのだが、あれだ。
そこはほら、お話ですから、ギチギチ言うたらイカンことはいっぱいあるさ。
しかし、なんかこう、違和感が拭えないのは、何故???
内務卿大久保利通が内務省直轄の東京警視本署の川路利良大警視を派遣して、人斬り抜刀斎を呼び出すというのは、ああ、なるほどな…なのだが、あれだ。
西南戦争あったこと、忘れてない?
いっちゃあなんだが、あの大規模反乱に比べたら、シシオさんが持ってる兵力って、強大な軍事力と言いつつタカがしれてるというか、所詮軍艦一艘でナニが出来るん?っていうか、陸海軍が動くまでもなく東京警視本署のオシゴトというか、そーでないなら、この国の未来を一人に託すよりも、鎮台兵出せよ!という話で終わりません?
そもそも、個人技が戦闘を左右する時代は、小倉城攻めに際して奮戦する女武者を、高杉晋作が「撃って取れ」とのたまったという伝説が残ってしまった時点で、既に終わっているのだ。
(いくら男が束になってもかなわんとはいえ、だからって鉄砲で撃っちゃえ!というのは、高杉晋作にとってはあまり自慢できんというか、それでえ~んか
という問題とは別次元のこととして)
ほかにも、だ。
ナンで薫殿は、扇子を帯の右に指すの?
一作目では普通に左に指してたのに。
いや、こういう作品で普通とか言うこと自体が間違ってるのかもしれないけれど、でも、「飛天御剣流は自由の剣」と言った時の「自由」って、「liberty」の意味で使ってない?
いくら師匠が開明的で西洋思想に精通していたとしても、15年前に“リベルチ”を論じてガキンチョ相手に通じるとは…。
アメリカから帰って来た後の福沢くんなら、分かってくれるかもしれないケド…。
それよりなにより、師匠がドコでその概念を仕入れて来て、どういう思惟を経て「自由」の語を当てたのか、大いなるナゾ。。。
というよりナニより、ボートで沖へ漕ぎ出すときの舵取り役が、どんなに若く見積もっても78歳以下には見えんのですけど、それってどうなん?
そもそも京都大火というタイトルは詐称のレベルぢゃないの?
とか言いつつ、この映画の秀逸なところは、緋村剣心のカツラの出来の良さではないだろうか。
あと、逆刃刀を鞘に納める時、ちゃんと指を切らないように、鞘を反転させる動作が入っているところは評価していいと思う。それを含めて抜刀術を一連の動作で見せる場面があるのだけれど、そこはよく出来ていると素直に関心。
ウリのアクションシーンは、あれだ。
最後の乱闘場面、無駄な動きが多すぎ!
あんたたちそれ、おもいっきし同士討ちになっとるやろ![]()
とか、
藤原クンの腰が心配。。。
とか、いろいろあったが、公開から一年遅れで見たことにより、なんというか、佐藤健が見てて気の毒になって来たというか…。
それは、あれだ。
去年の賞レース、佐藤健これだけ頑張って、函館で飲んだくれて撮影してた綾野剛に主演男優賞ごっそり持ってかれたのかと思うと、感慨ひとしおというか…カワイソウぢゃない?
一作目でも、アクション俳優としての評価は外印役の綾野剛にもってかれたというか、だって一番早かったの、綾野剛だもん。
しかし、続編2作は1作目の時よりもかなりパワーアップしてると思うゾ、佐藤健。
それは、無理無理感漂うおじさん組(除田中泯)が哀れに見えるほどに…。
なのに、国内ではベストアクション男優賞だけって…やっぱ気の毒なきがする佐藤健…。

いろんな意味で楽しめた、がんばった大賞をあげたくなる映画でした。
お疲れさま。













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