紺碧海岸へ行ってみよう!~ここいらのレストラン考~
と、いっても、マイルを貯めてフランクフルト乗り換えでニースへ、とか、そういう話ではなく、この頃ここいらに出来た紺碧海岸という名前のフレンチレストランへ行ってみよう!と、そういうわけで、行ってみた。
まだプレオープン?な状態らしく、今厨房1人なので…ということで、メニューもおまかせコース1つだけ。
しかし、厨房に1人は言い訳にならない。
何故ならば、ワタシは知っているからだ。
紆余曲折を経て、今、徹頭徹尾すべて自分の手で作ったものだけを提供するという信念を貫き、デセールはもちろん天然酵母パンまでとりどりに揃え、提供している驚異のIron Chef、 Monsieur Miyamotoを…。
Iron Chefって、しばらく忘れていた言葉だったけど、近頃の連ドラで思い出しちゃって使ってみました(笑)
そう、だから、1人でどこまでやろうとしているのか、それが大事なんぢゃないかしら、と斯様に思っていたりする。

結論から言うと、このお店、どちらにも転ぶ要素がある。
アミューズにしても、この間京都で行ったミシュランガイド掲載店より、味は良いと思うのだ。
しかし。。。
これで良いと思ってるわけぢゃないでしょ?
それって、1人を言い訳にして手を抜いてるんぢゃない?
というところが、無きにしもあらず。

しかし、塊の和牛サーロインを備長炭でじっくり火を入れて出せる辺りは、期待が持てそう…。
というか、この一皿で随分とお店の印象が変わったというか、それまでは、ぶっちゃけどうしようか…と思っちゃってたところもあったのだが、この一皿で、もうちょっと様子をみてみようかな。。。と思ったというのが正直なところ。
はじめ、コースの値段6000円~、その日の仕入れによって多少変わると聞いていたので、お肉を焼き始めた時点で「国産牛は…」とか思ったものだが、でも、どうも国産牛ではないような…ということで、それは6000円では出せないでしょ!とか、料理を待っている時間、勝手にイロイロと気をもんであげたり(笑)したのだが、結局は8000円×消費税+サービス料なカンジで、まぁ、そんなもん…というか、それならもっとあのあたりも頑張ろうよ!で落ち着いたというか、そんなカンジで、もう少しお店の形が出来たくらいにもう一度行ってみても良い気がする…。
けど、良いお店に育つには、今一段の意識改革が必要だとおもいまふ。
そもそも、フランス産のフォアグラとだけ言っておけば、客が有難がると思っているとしたら、客層が悪いと評判の、ピザ屋さんがやってる三ツ星レストランと一緒ぢゃない。
レストランは、客を育ててなんぼ。
ワタシの記憶がただしければ…(笑)、言葉が通じてないと、ココロのなかで分かっていても、もう二度と来ない客だと、ココロのなかで思っていても、食材とそれを生み出した土地に対する愛情を滲ませ、滔々と料理の情景を語って聞かせるレストランに美味しくなかったところはない。
それを受け止める客の好奇心と知識欲が、今度はそのレストランを育てるハズ…。
そういうのが見えるレストランが、楽しいレストランではなかろうかと、最近思っている次第の今日この頃。
そして、ここいらには、イマイチそういう食文化≠地産地消が根付いてない気がしていまふ。。。
なので、作り手としては、時にヌカに釘というか、暖簾に腕押しというか、馬の耳に念仏というか、豚に真珠というか、はっきり言って「ここまでしてもどうせ分からないでしょ!」と思うことがあるかもしれない。
しかし、それでも諦めないで、出し惜しみしないで、手を抜かないで、ビシビシとワタシを鍛えていただきたいと思います。
…経営も大事だけど、ね![]()
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