Olivier Nastiとのfirst contact~アルザスで食べよう2014④~
Meilleur Ouvrier de France、フランスの国家最優秀職人章M.O.F.。
3年に1回開催されるこのコンクールに合格し、フランス大統領の名において授与されるこのM.O.F.のタイトルを獲得してはじめて、料理人は襟がトリコロールカラーのコックコートを着ることが出来る。
2007年そのM.O.F.に認定されたオリヴィエ・ナスティ Olivier Nasti氏の本拠地、カイゼルスベルグKaysersbergはLe Chambardのガストロノミック・レストランが、2014年のミシュランガイドで
に昇格した。
これは…ちょっと遠回りしてでも行っておかねばなるまい![]()
と、いうことで、コルマールのホテルに着いて最初にしたことというのが、レセプションを通しての予約確認と帰りのタクシーの手配だった。
ナンたって、コルマール郊外と言えば、イメージはハウルのお城が動き回る荒野なのだ。
うっかり、タクシーが無くってホテルへ帰れない
なんてこと…無くもなさそうだから、遅くなってもなんとかなるように、取り敢えずちゃんと帰路は確保しておかねば![]()
それと、今回のレストランはホテルに丸投げせず、全部自力手配だった。
なんといっても、前回ホテルのレセプションに予約を頼んで、行ってみたら、予約は入れてあったはずなのに店がお休みだったという、あり得へんことが起こってしまったため、他力本願は止めて念には念を…。
「行きは? タクシー?バス?」
そこはもう、倹約家のコムスメですもの。
バスで行きましょうとも![]()
と、いうことにして午後のコルマール観光を終え、いざバスに乗ろうと思ったら…。
5月1日は国民の祝日なのでした。
メーデーだから。。。
そして、コルマールの郊外行きのバスは、学校がお休みの日はそのほとんどが運休なのだ…。
当然、カイゼルスベルグ行きも運休なのだ…。
仕方なく、追加で行きのタクシーも手配してもらう。
フランスの田舎のタクシーと言えば、実はシャンティの某シャトーホテルに泊まった時の、ホテルと提携ぼったくりレイシストドライバーの印象があまりに悪くて、実はかなりビクビクしていたのだが…。
時間より早めに来てロビーで待っててくれたその運転手さんは、頗る紳士だった。
ロビーへ降りていくと、にこやかに「Good evening madams!」
なんというか、アレだ。
マイ・フェアレディのイライザになったキブン![]()
そして、Volvoでカイゼルスブルグまで約20分のドライブ。
いやぁ、すごい車です![]()
加速がすんばらしい!
プリウス体感時速60キロくらいで、かる~く時速100キロなカンジ。
ハイヤー設定なのか、初乗りが既に10€越えというブルジョワジーのためのタクシーだったけど、往復割引も無かったケド(笑)、やっぱり暗い夜道は安心第一。
信用で選べば、やっぱりホテルで予約が一番かな…と。
19:00からの予約でちょっと早めに着いたけれど、雨も降っていたし、ホテルの色はともかく古めかしくもかわいらしい外観の写真を撮ることもなく店内へ。
はぁ![]()
ココはドコですか![]()

レセプションもそうですが、レストランも外観のアルザスチックなかいらしさとのエラいギャップが…。

なんというか、とっても官能的な空間デス…。
コムスメ、びっくり…![]()
「一番乗りなので、お好きなお席へどうぞ!」
ということで、二人で店内が見渡せるソファーの席を占拠して、本日のメインイベントのはじまりはじまり…。
はじめにタマゴ。

燻されてかなりけぶたい演出。

はじめに出て来たフィンガーフードもすっかり燻されて…けぶたい![]()

ちょっと、東京のトロワグロを思い出したこのカンジ…。
流行りなのかしら…。
お料理はカルトでも注文できるが、3皿+デセールで€94のプリフィクスコースを注文。
ココはカルトメニューの中から好きなモノを選ぶシステムなので、量がどうだかは分からないが、料理の内容は基本カルトでもコースにしても同じであるモヨウ…。

ふんわりホイップしてある塩入りバターとバジル入りバター。
お昼にも思ったのだが、アルザスのヒトは有塩バターがお好き?
それにしても、エシレ派のワタシたちにとっては、香りがとっても物足りない…。

といっても、お昼にガッツリ食べてのディナーなので、ご利用は計画的に…。
パンはお腹具合を考えて控え目に…![]()

64℃で調理した卵が中からトロ~リの、手長海老とグリーンアスパラガスの前菜。
上を覆う白いシート状のものは、卵の白身なのだコレが。
ほんのりレモンが爽やかさを添えて…イイわ、これ。

葡萄の葉が伸び始めたら、エスカルゴの季節到来![]()
ザリガニとカワカマスのクネルにカリカリベーコン、野生ニンニクのピュレ、ジャガイモのクリームを添えて。

そして、5月と言えば仔羊の季節…![]()
はるばるピレネーからやって来た乳飲み仔羊に…シェーブルのチーズを使ったソースですかコレは![]()
いやいや、なかなか攻めてますね。

デザートも一見ただのイチゴチャーベットのようですが…。

中に別のモノが詰まってマス。

カフェを注文するとついて来る小菓子のイロイロ。
お好きなモノをお好きなだけ…が基本なのだが、デセールの前に勧められたチーズもお断りしてしまったくらいに満腹状態だったりすると、これが限界…![]()

アルザスって、やっぱりバターとかミルクがあんまし良くない気がする…。
それと、お菓子甘い目。
しかし、ナスティさんのお料理はなかなかに大胆で繊細。
古典的な料理とは一線を画した攻めてる感が、勢いを感じさせる。
料理と料理の間はけっこう待ち時間があったりして、厨房に人手が足りてない?と思わせるトコロも無きにしも非ずだが、その厨房ツアーというのがジツは待ち時間の間に組み込まれていたりして、ナンと
お写真もOK![]()
ピカピカに磨かれた明るいそこに、ナスティさんが笑顔で待っていて、「Nice to meet you!」
いいわぁ~このサーヴィス!
勿論お写真も撮ったのだが、ソコはほら、秘すれば花ってコトで![]()
同じ厨房で併設のアルザス料理&ワインバーの調理もしているらしく、厨房からそちらのレストランにも見学に連れて行ってくれる。
どちらのレストランも満席。
いやいや、スゴいです。
厨房、手が足りてないハズです(笑)
お料理+αのお楽しみも込みで、なかなかに楽しいお食事タイムでした。
そして…グラスワインといえど、ソムリエさんに丸投げが正解と、後から反省したワイン選び。
アルザスには、甘いのがあるからねぇ…![]()
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