岩国には、予約なしには買うことの出来ない“岩まん”なるお菓子があるという。
今回の指令は、この“岩まん”をGet!することだ。
ということで、“おれんじじゅぴたぁ”という豪華瀬戸内海クルーズ客船に乗り込み、柳井港へ上陸。
そこから山陽本線に乗って岩国までは、30分弱で570円の行程。
その柳井港駅、ホームへ向かう途中、なんとも異様な光景を見る。
はじめ、“こんなところにアーティスティックなオブジェ?”とも思ってみたのだが、やっぱり、なんかオカシイゾ。。。
と思っていると、駅長さんイカリのメッセージがあった。
なるほど、心を病んだ少年だか青年だかおやじだかが製作したオブジェだったワケだ。
女子である可能性も否定は出来ないが、しかし、こんな手も痛そうなことするかねぇ、計算高いオンナのコたちが…。
なんの変哲もない無人と化した駅のホームに立って、心の中で呟いてみる。
「心は人知れず病ませてこそカッコイイのよ!」
そう、ヒトにメーワクはかけちゃいかん。
そんなことどもをつらつらと考えつつ、一路岩国へ。
岩国へ着くと、岩国ビジネスホテル&スパにチェックイン。
ここからだと、岩まんまで徒歩圏内のハズなのだ。
一泊素泊まりで5670円。
なんちゃってラジウム温泉となんちゃって炭酸温泉の大浴場付。
で、チェックイン後ただちに向かった先は、ホテルから徒歩1分のところにある喜久屋。
ここは、岩国でも有名な甘味処なのだそうだ。
氷ぜんざいが人気らしいのだが、氷はちょっと…と思ったので、クリームあんみつ600円を注文する。
店内はこんなカンジ↑でメニューはこんなカンジ↓。
大きくなります
そして待つことしばし…。
このしばしがホントにしばしで、おおかた20分くらい待ったのではないかと思うくらい待ったのだ。
そして、やっとこのクリームあんみつ…。
蜜がミドリ色だし…。
ワタシ的には黒蜜が希望だったのだが…。
しかし、噂どおりアンコと白玉は美味しかった。
アンコは小豆の味がしっかりする、塩の良く効いた田舎風のアンコだった。
かといって、みかんやパイナップルの缶詰類に舌を刺す酸味が付いていたことに目をつぶるほど、寛容にはなれないが。
もう一つ、リンゴもイモになったリンゴだった。
アイスクリームは普通の市販品だった。
ということで、クリームあんみつ大失敗。。。
この大失敗を乗り越えて、いよいよ“岩まん”へ!
岩まん本舗 岩味屋は、喜久屋からさらに5分くらい。
この“岩まん”、“岩国まんじゅう”のことだと勘違いしている人も多いらしいが、ゼンゼンベツモノだという。
ホテルを出る時、道を確認したら、「予約はされてますか?」と聞かれる。
よっぽどそういうことで有名なお店のようだ。
お店は商店街の中だと勝手に想像していたのだが、なんとも閑散な…これは住宅街?みたいなカンジのところ。にもかかわらず、ドアにはしっかり本日売り切れの札が。。。
ワタシの場合、当日お昼頃に電話で「15個お願いしたいんですけど~」というズッコいテを使ったのだが、これはかなり反則っぽい感じで、「今日の予約を今したいということですか?」に始って、確認作業やらがあって、それでなんとか無事15個ゲット出来たカンジ。
これがその“岩まん”
お味は、というと、大手の菓子メーカーがよく出しているあんこ入りのパイ菓子よりははるかに美味しいが、ちゃんとした洋菓子屋さんのパイ菓子には及ばない、といったカンジ。
しかし、当日よりも2日目・三日目の方が味が落ち着いてくるので、そうなってくるとなかなか完成度の高いパイまんじゅうという風情が出て来る。
アンコはあっさり目のさらしあん。
わざわざ予約をして遠いところから買いに行くほどでもないが、岩国へ行くついでがあったら買ってみてもいいカンジ。
1個126円で、箱詰めにしてもらうと箱代がかかります。
目出度く任務完了の後、明日の朝ごはんにパンを買いに行く。
この岩味屋の近くに美味しいパン屋さんがあるらしいのだ。
その名も、パンのきもち のぴ。
見た目、ちょっとかわいい感じのするパン屋さんだが、これもまた、閑静な商店街?というカンジのトコロにある。
お味は…明太子フランス220円は、マーガリンの中に明太子が浮かんでいるカンジのモノがたっぷり挟まれていて、マーガリン好きにはたまらない一品だろうが、マーガリンが苦手なワタシにとっては難行苦行…(笑)
ところで、岩国は、こんなカンジのトコロにもけっこうイロイロなお店が分散しているようだ。
モチロン、山口の商店街よりも大きな商店街だってある。
不思議のマチ、岩国…。
今日は、本当は錦帯橋辺も攻めるつもりだったのだが、諸般の事情により岩国入りが15:30分を過ぎてしまったため果たせず…。
次はがんばろう!
Recent Comments