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Saturday, September 08, 2007

西国三十三観音霊場めぐり①~2日目 高野山~

宿坊の朝は早い。
慣れないバス旅の疲れか、夢も見ないですっかり爆睡していたワタシに「起きよ」という声が降って来たのは、5時30分のことだった…。
なんで~、朝の勤行は6時半からって言ってたぢゃない~!とゴネてはみても、皆15分前には本堂に並んで座っているというのだから、仕方がない…。
ジツはこの普賢院、泊まるのは二回目。
前回は本堂を入ったところに仏舎利がおまつりされていたのに、どうして今回はないのかしら…と思いつつ、朝から理趣経。
ムカシ、初めてお能というものを見たとき思ったものだ。
「こりゃ…お経とおんなじ節回しだわ…。」

お経が終わってしまう前に御焼香をして、順番に本堂の外へ。
そして、「こちらでございます」という声に導かれるまま、なにやら廊下を渡りそして階段を地下へと降りて行く。
するとそこに、前回はなかった舎利殿が出来ていて、それを取り囲むようにマニ車なんてのも出来ている。
仏舎利は、レンズのハマった塔に納められていて、のぞくと米粒よりもちょっと大きいような、白い物体が見えるのだが・・・なんだろう…。
なんでもこの仏舎利というのは、祈ると増えるのだそうだ。
いろんな部位がある中でも、特に貴重なのが牙舎利といって、犬歯なのだそうだが、こういうのも一心に祈っていると、朝気がつけばいつの間にか二つになっていたりするのだそうだ。
…若しかして、奇跡ってヤツ?

この舎利殿へのお参りが済むと、朝食となったわけだが、朝食もモチロンお精進。
昨夜のコボンさんがまたお給仕をしてくれる。
ありがたくいただきましたで、ここで第③の伝説“朝は2時から”について尋ねてみると…。

「2時からは起きませんよ。
でも3時には目が覚めた。
けど、夕べ“はよから騒ぐな”言われとったけん、蒲団の中でおとなしぃにしとったで~。」

そうなのだ、昨日夕食を済ませて解散になる前に、おしょ―さんが「2時や3時から起きて騒ぎなさんなよ」と、一言クギを刺していらしたのだ。
その時は思わず笑ってしまったが、それがなければ3時から…。
参加者の平均年齢は65歳を軽く超えていると思われるのに、皆さんなんてお元気なんでしょ…。

7時40分集合で宿坊を後にし、ガイドさんに案内されて二の橋からお墓ロードを抜けて奥の院へ。
この高野山というのは“ご先祖さまのお寺”ということで、宗教・宗派に関係なく、日本国中のお金持ちがここに土地を購入してお墓を建立している。
お公家さんや大名をはじめ、政治家や最近は企業まで、いろんなお墓を建立しているのだが、なんでもお墓の1坪というのは畳半分の大きさで、高野山価格は80万円、お墓にするには、4坪は最低必要だそうで、320万円也。
恐るべし、死後の世界…。
まだ空きがあるそうなので、ご希望の方は申し込んでください、ということでした。

いろんな有名人のお墓を観光しながら、奥の院へ到着。
この奥の院の手前には一筋の小さな川があって、そこに橋がかかっている。
お大師様は、そこまで参拝者をお迎えに来てくださり、また帰る時には送ってくださるのだそうだ。
で、そのお大師様。
今から1170年くらい前に62歳で“ご入定”なされたらしい。
奥の院に籠って、生きたままず~っと、そこにいらっしゃるのだそうで、このお籠り状態に入られたことを“ご入定”といい、今でもそこからワタシたちをご覧になっていらっしゃるんだそうな…。
…誰も、そのお大師さまを見たヒトはいないのかしら…。
イロイロと不謹慎なことが頭をよぎらないわけではないが、それにしても、弘法大師信仰というのはスゴい。
ちょっとやそっとぢゃ出せない金額の燈篭が、天井にびっしりと奉納されている。
ちっちゃなお大師様の像も、壁にびっしり並んでいるが、これだってかなりムニャムニャな金額である。
ただただ、唖然…。

唖然として奥の院を後にし、バスの待つ二の橋駐車場へ進みつつ、行きと同じくお墓鑑賞。
この高野山のお参りは一の橋から始めるのが本来の姿で、今日はズルこいて(ワタシ以外の団参の皆さんは、体力温存のためなのだが)二の橋からということだったのだが、この参道には、併せて30万からのお墓があるという。
これだけお墓しかないと、怖いとか気持ちが悪いとかそんなカンジはまったく起こらず、なぜだか心が落ち着いてくるから不思議だわ~。
こんな山の上まで、どうやって運んだのかしら…と思われるような巨大な石や、これは…お墓?と思わせるようなミサイル型のお墓とか、もうとにかく、いろんなお墓があって、お墓を見ているだけで日が暮れそうだ。
最近、新たに織田信長さんというヒトのお墓も見つかったらしい。
織田さんといえば、明智光秀さんのお墓というのもあるのだそうだが、そのお墓は、何度立て替えても真中が割れるんだそうな…。
なんでもそれは、「やむにやまれぬこの腹の内を見てくれ!」と訴えているということだそうで…。
いや、高野山のお墓めぐりは、真剣に見たら1週間くらいかかるんぢゃないかしら…。

しかし、そこは団体行動の悲しさで、奥の院へのお参りが済むと、高野槇の苗木を買って、そのまま次の目的地へ向かわなければならないのだ。
そういえば、その昔「わがままは~、男の罪、それを許さないのは女の罪~♪」という歌があったが、まさにその結果が生んだ悲劇の物語、石童丸ゆかりの苅萱堂がそこにあっても立ち寄れず、内八葉外八葉の蓮のごとき高野山の山容を垣間見ることもできず、次の目的地へと出発しなければならない。
そのお話しは、また次回(笑)

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Comments

「わがままは~、男の罪、それを許さないのは女の罪~♪」 今晩のコメントはここまでにしてあとは徒然に
みさせて頂くつもりが、また反応してしまいますcoldsweats01 昔、東京乾電池という劇団の
暗転、明転のつなぎにこの曲のまさにこのくだりが
ながれて、わたしはこの曲が誰の何の曲かもしらないまま、覚えてしまい、つい口ずさんでいましたlovely もしカラオケででてきても、このくだりしかうたえませんcoldsweats01

Posted by: gen-san | Friday, June 04, 2010 at 22:48

いまベランダにでてタバコをものしながら、この2小節をくちずさみましたら、でてまいりました、
若かった、あの頃は、あのスニーカーは捨てたのかい
あのスニーカーのあとはちょっと?ですsign02
いくら道具がすくないとは言え2小節では厳しいですよねcoldsweats014小節coldsweats01の転換でした

Posted by: gen-san | Friday, June 04, 2010 at 23:04

えっと…coldsweats01
「わがままは~、男の罪、それを許さないのは女の罪~♪」 以外は、???なワタシですcoldsweats01

Posted by: SAKURAKO | Saturday, June 05, 2010 at 22:57

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