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Sunday, October 15, 2006

後藤の京わらび

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花園別園から車で20分弱のところに、後藤という和菓子屋さんがあると教えてもらった。
なんでも、ムスコさんという人が京都のお菓子屋さんへ修行に出て帰って来てから、そこいらではちょっと名の知れたお菓子屋さんになったのだそうだ。
そうと聞いちゃ~早速言って見なければ!

洋菓子屋さんの腕前を測るにはショーソン・オ・ポムとエクレア、和菓子屋さんだったらそれはモチロン薯蕷饅頭!
ヤマノイモのねっとりした食感が、えも言われぬ滑らかな舌触りをかもし出すも、重くなりすぎず、サラリと解けていく…そんな饅頭種に、しっかり蜜を切ったキメの細かい漉し餡。。。
アンコのサラリ度は好みの分かれるところであろうが、ワタシ的にはサラリもどっしりも、美味しければ○。

で、後藤の薯蕷饅頭126円だが…はっきり言って、東京を中心に売られている、日本一美味しいというのがキャッチコピーのバカ高い某饅頭よりは美味しいが、京都の街角のお菓子屋さんの100円で売ってる薯蕷饅頭に比べるとどうかというと・・・ちょっとビミョ~。
まず、皮がちょっと硬い。
アンコはも少し甘みを抑えて…というか、蜜を切ったほうがいいのではなかろうか。。。
しかも紅白並べて売っていたのだが…紅白饅頭で売るよりも、天辺に紅いポッチを付けるとか、ウサギにするとかしたほうが、購買意欲は倍増するハズ(笑)
しかし、このあたりではちゃんとした薯蕷饅頭を売ってるお店自体が殆ど皆無なのだから、それはそれで貴重な存在といえよう。
なんたって、この薯蕷饅頭はちゃんと薯蕷饅頭の味がするのだ。
ようは、京都の街角のお菓子屋さんのレベルが高すぎるのだ(笑)
はっきり言って、デパートとかに入ってるなまじのお菓子屋さんよりも、ず~っと安いのに美味しかったりするのだ(笑)
いや、京都の街角のお菓子屋さんにも、イロイロあるには違いないのだが…。

その一方で京わらび84円はちょっとオススメの一品である。
京都でわらび餅といえば、末富の季節限定商品一個500円が絶品!もう、うっとりこの上ないのだが、それに比べると少し小ぶりで、わらび餅がすこしやわらかく、アンコもまあ美味しいけど、もちっと蜜が切れてるほうがいいとか、注文をつけようと思うとつけられるのだが、しかし!末富のわらび餅1個の値段で6個買えちゃうのである!
これでおんなじだったらそれはそれで問題アリだわ~。
ということで、この84円は絶対に価値がある!…と思う(笑)

あんましオススメしないのは、この黒胡麻プリン210円
プリンというよりもホイップクリームをゼラチンで固めたっぽいカンジなのだが、中に粒アンが入っているのは楽しくっていいのだが…後口に植物性油脂のあのナンとも不快な油膜みたいにはりついてくる油っぽさが残るのだ。
胡麻の油分が強いから…とかいうのでは、どうもないような気がするゾと。

ということで、本日試食のこの3点から得た結論は、“京わらび”である。
他の季節の生菓子は、ムカシながらのイナカの生菓子というカンジで、京都のエスプリは、ちっともまったくこれっぽちも感じられなかった。
特にキントンやネリキリに食指が動かないというのは寂しい限りだが…しかし80円のお饅頭が“ちょっと高いけど…”のお土地柄では、単価300円の生菓子を作ったとしても売れないだろうし…。

いや、だからこそ逆にこの84円の京わらびには価値があると言えよう。
もう少し造形に気を配ったら、立派にお茶席のお菓子になれるのに…である。

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