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Monday, March 14, 2005

お幸ちゃまにも3年

05.3.14

世の四国犬には、“優秀な番犬”という特性がオプションとして洩れなく付いているらしい。
しかしながらお幸ちゃまには、これまで凡そ音なしの構えであられた。
おおらかでいらっしゃるから、細かいことには頓着されず、したがって善良な訪問者が来たときにはお仕事をなさらない、というのならまだしも、その善良な訪問者に怯えて、ご自身のお部屋に逃げ込み、震えておられたのであるから、いやはやナンとも・・・申し上げようがなかったりしたわけである。
たとえ深夜に見知らぬ車が入ってきたとしても、心の中で“ボクはお留守でしゅ・・・”を念じ、身体を丸めて震えていらっしゃらねばならなかったのである。
よしんばおシゴトをなさることがあったとしても、それは花園内に人の気配を感じて初めて、ワンワンとご挨拶をするくらいのものであった。

それが、ナニを思われたか、この一月程お幸ちゃまにはオシゴトをなさるようにおなり遊ばした。
最初は5回に2回くらい、ワンワンと仰せになっておられたに過ぎなかったが、この2・3日は、お散歩じいやが「あれはお疲れになる」と心配するほどのオシゴトぶりである。
それも、ピンポンが鳴らなくても、お幸ちゃまのワンワンに導かれてお玄関に行くと、そこにお客様がいらしているという奇蹟のような出来事が続いているのだ!

05.3.14-2お幸ちゃまの御養育を押し付けられて難儀されたおきな丸ぎみも、3歳になるまでは、そのワン!に懸賞のどら焼きがかけられた程であった。
しかし、3歳におなりになるや、それはそれはご立派にお勤めを果たされるようになった。
「花園のお犬は賢い! 留守の時は鳴き方が違う。」
普段はご挨拶程度に一声・二声お鳴きになるだけだが、留守の時にはまさに“獲って食う!”とばかりのお仕事振りでいらっしゃったということだ。
このことがあったので、女王さまをはじめ花園では、お幸ちゃまも3歳になったらきっと、立派にお仕事をされるものと、他所の四国犬が幼少の頃よりけな気にお留守番を務める様など耳に入ったとしても、3つまではと希望を持っていたのである。

しかし、去年の11月7日で満3歳を迎えられたお幸ちゃまには、トンとその気配がなかった。
相変わらず、善良な訪問者の気配に、お部屋に逃げ込む日々が続いていたのである。
お幸ちゃまは、やっぱりお幸ちゃまであらせられたか・・・。
花園にそんな諦観ムードが漂い始めた。
そんな矢先、お幸ちゃまが変わったのである。
花園に、プロジェクトX的感動が、ジンワリと、しかし確実に広がって行く。
とうとうお幸ちゃまにも、オセにお成りる日がやってきたのだ。

感無量。


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Comments

すばらしい!! さすが由緒正しい四国犬さまですわ♪
「プロジェクトX」・・・ぜひ田口トモロヲさんのナレーションで番組を一本!

く~っ♪ ナンパな「ぽちたま」とこなかったところがシブいですな~(^^)v。

Posted by: ふくまる母 | Thursday, March 17, 2005 at 17:54

今日は雨が降ったので、これまたおシゴトお休です。
それに、おシゴトが出来るようになっても、やっぱりお散歩途中で誰かに出会うと、くるっと後ろを向いて逃げようとします。
やっぱりお幸ちゃまはお幸ちゃま。なかなか歴代のお犬のようにはなれません。

今回は、ちょっと絵本チック(のつもり)に表現してみました。
プロジェクトXへの道は、まだまだ険しそうです。

Posted by: RE:ふくまる母さま | Thursday, March 17, 2005 at 22:23

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