« しまった! | Main | 麻オバサンの豆腐丼 »

Saturday, August 21, 2004

へタレさま

女王さまのお犬幸太郎君(こうたろうぎみ)は、“ヘタレさま”である。
この“ヘタレ”という言葉を、ワタシはつい最近・・・というか、花園が現在の場所に引っ越して以降知ったのだが、どうやら用法から察するに、弱ミソとか臆病モノ、小心モノという意味であるようだ。

お幸ちゃまは、何より人が怖くていらっしゃる。
ナカには勝てると思われるのか、敢然と立ち向かっていく特定人物が無きにしもあらずだが、総じて来客時側に花園Familyの誰かがお付していないと、音無しの構えである。それどころか、夜中に足音が近付こうものなら、初めは様子を窺っていらっしゃるようでも、ある時点でさっと踵を返し、ご自分のお家のなかに籠もってしまわれる。そして、息を殺して“コウはお留守でしゅ・・・”と、ココロの中でつぶやいておられるご様子である。
お散歩に御供申し上げた時は、側にワタシ共がお付しているので、多少おココロが大きくなられるのか、“わわわわわん!(ナニモノぞ!)と誰何の声を上げられることもあるが、それと同時に回れ右して逃げの体制に入っておられる。このようなご性格であられるからには、“ヘタレさま”と申し上げるのが適当であろう。

お幸ちゃまの“ヘタレさま”ぶりは、大好きであられるブブ遊びの一コマでも、遺憾なく発揮される。
そう、お幸ちゃまはブブ遊びを大層お気に入りで、それはそれは嬉しそうに、川底の泥をこねくり回し、そこにお身体をこすり付けてお遊びになる。が、如何せん、“ヘタレさま”であられるお幸ちゃまには、1.5メートルを越える高さからの川底へのダイブがお出来にならない。したがって、いかにブブ遊びに格好の場所があろうと、お幸ちゃまはそれを前にただ、立ち尽くされるしかないのである。
04.8.21-1.JPG
川底まで、約1.8メートル・・・。

お幸ちゃまの名誉のために言い添えておくと、四国犬は運動能力が非常に高い犬種である。元来が狩猟犬であるので、山野を自在に駆け回ることは勿論、垂直の断崖絶壁であっても駆け上ることが出来るらしい。また、イノピピを追うのに、前後の見境なく立ち向かってゆく勇気は、時にキ○ガイと称えられる程である。
いや、これは、お幸ちゃまの名誉というよりは、四国犬の名誉であって、お幸ちゃまにとってはムニャムニャ・・・なような気もしないでもないが、お幸ちゃまもホントは斯様に優れた特性を持っていらっしゃるハズなのである。

もっとも、四国犬は闘争心が強すぎて狩ることを本能とするあまり、散歩途中にご近所の小型犬をハントしてしまうことも、まま、あるらしい。花園別園のご近所にも、長~いヒモでくくられたシー・ズーちゃんの姉弟がおり、時々自由気ままにそこいらを歩き回ったりしているのだが、そんな時はタイヘンである。シー・ズーちゃん(弟)が、お幸ちゃま見つけるやいなや、すんごいイキオイで突進してくるのである。時に歯を剥きケタタマしく吠えながら、プロレスごっこを申し込まれ、お幸ちゃまはちょっと臆しながらも、この小さなお友達とお戯れになり始める・・・。
04.8.21-2.JPGちょっと不利・・・。

四国犬を育ててン拾年、という四国犬愛好家の方がご覧になったら、それこそアタマを抱えてしまわれそうなこのプロレスごっこ、いつも判定勝ちを収めるのはシー・ズーちゃん(弟)だったりする。

そんなこんなで、お幸ちゃまを“ヘタレさま”と形容申し上げるについては、衆目の一致するところであろう。それでもお幸ちゃまは、誇り高き四国犬として、女王さまのお犬として、今日もお昼寝三昧の一日を終えられた。女王さま以外の誰がその名をお呼び申し上げようが、お昼寝中はピクリともなさらない。勿論、座りなおして御機嫌如何?などと、仰せになるワケがない。お幸ちゃまはお幸ちゃまとして、その誇り高き四国犬としての犬生を送っておられるのである。

・・・たとえ“よもくた”“ヘタレさま”であろうとも・・・。

|

« しまった! | Main | 麻オバサンの豆腐丼 »

女王さまのお犬」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14480/1245074

Listed below are links to weblogs that reference へタレさま:

« しまった! | Main | 麻オバサンの豆腐丼 »