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[2012.7.7]【唯一麵家 Wei Yi Noodles / 香港 尖沙咀 】 »

2012/07/26

そのためだけに香港へ行く価値があります。[2012.7.9]
【欣圖軒 Yan Toh Heen / インターコンチネンタル香港@尖沙咀 】

最近、中華圏でもさまざまに議論されているあの食材。

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ここ、欣圖軒の公式サイトにUPされているメニューにも、それを使った料理は載せられていない。

確かに、動物愛護という観点からしたら、それは残虐非道極まりない行為である。
しかし、それもまた人類の築いて来た一つの文化であり、そこに東アジア交流の歴史があることも忘れるべきではない。

偽善と欺瞞で食文化は語れない。

だからこそ、仮初めにフカヒレは食わじ。

これがワタシの結論である。

さて、欣圖軒。

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いつもこの胡桃のキャラメリゼ様のものに迎えられるが、何時食べても飽きない美味しさ。

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今日のアミューズは海老の入った梅干しゼリー寄せ。

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前菜にくらげとローストダックの和えもの。
…と言っても、和えるのはくらげとローストダックだけでなく、鮑にイカ、メロンやいろいろな野菜類、香ばしく炒られた松の実。

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これに、恭しくガーゼに包まれて登場したレモンを絞り…。

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混ぜ混ぜして取り分け…。

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各々の前へ。

それだけ食べると少し塩が強め?と思われるくらげやダックだが、すべての具材が混然一体となった時に「流石…。」と思わせる味加減。

色彩の美しさといい、味のバランスといい、赤肉メロンの熟れ加減といい、非の打ち所のない前菜。

そして、本日のメインコース。

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蟹爪入りふかひれ スープ付。

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これはフカヒレの中でも特に柔らかい海虎翅。

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琥珀色のスープからは金華ハムの濃厚な味と香りが広がり、トコロテンよりも太いフカヒレの一本一本にからまって吸い込まれていく。

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もやしと金華ハムを添えて。

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赤酢を入れて変化を楽しむも良し。

そう。
この素晴らしいスープは、赤酢を入れることでまた表情を変える。
味や臭いを誤魔化すために入れる赤酢とは、全く用途を異にする赤酢である。

このスープは、赤酢さえもその中に包み込んで昇華してしまう驚異のスープ。
一度その味を知ってしまうと二度と知らなかった時には戻れない。

溜め息まじりに「美味しい…。」という言葉を絞りだす。

この1人分がざっくり10000円@10.5円。
確かに、安くはない。
しかし、ヒレを切り取られて海の底に沈んでいくサメの命の代価と言うなら、それを人間だけが共有している値段で計ろうとすること自体が烏滸がましい行為である。

ではなぜ、ワタシは欣圖軒でフカヒレを食べるのか?

そこには、値段に出来ない感動がある。
決して失ってはならない食文化と言うに値する料理が、そこにあるからに他ならない。

だからこそ、この欣圖軒のフカヒレスープには、それをいただくためだけに香港へ行く価値が十分にあるのだ。

この完全無欠かと思われるスープに唯一ナンクセを付けるとすれば、蟹の爪。
少々蛇足の感あり。

しかし、この口の中にぬったりとまとわりつくような食感の海虎翅を存分に楽しもうと思ったら、この蟹の爪がオマケでついて来ると、そう思うことにした。

蟹は全く別の料理だと思って、蟹だけで味わうと、それはそれで美味しいのだから。

このフカヒレの後に何を食べるか。
これはかなり難しい選択であると思う。

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今回は、シェフのおすすめメニューマークが付いた伊勢海老のミルク炒めにしてみた。

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プリッと半透明に仕上がった伊勢海老に鮮度の良さを感じるも、ミルクの風味はごま油に負けてしまった模様。
悪くはないのだが、これだけを食べに行くことはないだろう。

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野菜料理の中からきくらげの湯葉包み。

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プリプリの白木耳と、他にも多種多様なキノコが盛りだくさん。
四方にあしらわれた髪菜の乾物臭が気になるかもしれないが、お金が儲かる縁起モノだと思えばそれも有難げに思えてくる…カモ?。

動物性の素材を一切使っていないにもかかわらず、十分に満足できる野菜料理の逸品。

そして、デザートへ。

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マンゴー本来の味を堪能できるマンゴープリン。

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濃厚な味わいの生姜とサツマイモ入り焼きプリン。

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パパイアとアーモンドのクリームは、温かいパパイア入り杏仁茶。

いずれも、満腹であっても負担にならない甘さが心憎い。
ついうっかり、お替りをしてしまいそうだ。

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サーヴィスのプティフールまできっちりいただいて、今日も機嫌よく欣圖軒を後にする。

フカヒレが食べられるうちに、また来よう。


欣圖軒 Yan Toh Heen 
洲際酒店 Intercontinental Hong Kong
香港九龍尖沙咀梳士巴利道18號
Tel:+852 2313 2323
http://www.hongkong-ic.intercontinental.com/dining/yan_toh_heen.php


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